全開域ブースト煮詰め中 [自動車]

ブーストアップの煮詰め中です。
BPレガシィのATのタービンは小型なので、どれだけ風量が得られるか確認してみました。

当初、ソレノイド閉じ率を高回転で70%程度に抑えていたところ、
4000回転付近からブーストがダウン。6000回転では1.6付近まで落ち込むので、
思い切って高回転域のソレノイド閉じ率を設定では10パーセントまで絞ってみました。
ターゲットブーストでは中回転のブーストでは2.2、高回転では2.0です。

結果、
3000回転付近ではソレノイド閉じ率90%でブースト2.12
6000回転付近ではソレノイド閉じ率95%でブースト1.85
でした。
高回転はターゲットブーストが高かったことから補正がかかって、ソレノイドは閉じ率が上がった様です。
結論、高回転域についてエンジンノーマルではこれがタービンの風量の限界値で
これ以上の加給は無理だと思われます。
風量から計算してエンジンの出力は
3000回転でのエアフロー量は134g/s、168馬力、トルク38.5kg
6000回転でのエアフロー量は214g/s、266馬力、トルク31kg
と言うところでしょうか。
中回転トルクは1割程度アップ、高回転はカタログデータ程度です。
エンジン出力をグラフにしてみました。(グラフ中の馬力、トルク表示がひっくり返っています)
馬力トルク.jpg

ターゲットブースト [自動車]

走行ログを元に実際にかかったブースト圧をターゲットブーストにしてROMデータを作成しました。
ブーストエラーの削減と、オーバーシュート抑制が目的です。
ただ、フルブーストまでの過渡域のデータが取りきれていないので、
まだ実際のところイマイチでしょう。
とりあえず書き込んでみてデータの検証をしてみようと思います。

あとは課題のレスポンス
ブースト0.8~1-0.2~0付近がネックだと感じています。
このあたり、アクセルレスポンスを加給で稼ぐとどうしてもダルいイメージになるようです。
加給はそこそこにして、バルタイの煮詰めと点火時期、燃調を詰めてみたいと思うのですが、
既に点火時期はかなり進めてしまったので、残されているのはバルタイ、あと燃調の煮詰めでしょう。
バルタイはオーバーラップの取り方が難しいと思います。
とりあえず、低回転ではオーバーラップが無い方向で、
高回転になるにしたがってオーバーラップを増やすセッティングにしています。
全ての要素をいじると何がどう効果したのか全くわからなくなるので、
あせらずジックリ進めるしか無いようです。

SAI [自動車]

ブーストのセッティングですが、
上り坂を利用してどうかな?とチェックしたりしてます

先日、峠道でSAIが素晴らしく景気良く飛ばしてきたので2車線道路をチョット並走になりました。
コーナーでのSAIさんは危ない感じでだったので、巻き込まれない様に様子を見たのですが、
その先の上り直線でSAIさんには申し訳無いのですがサンプルになってもらい追い越し加速のチェックをしてみました。
このときはターゲットブーストの狙いよりチョット余分にブーストがかかり1.2
おそらくSAIさんのドライバーの走りっぷりからして全開だった様ですが、
まぁそれでもエコカーのSAIさんよりは良い加速でとりあえず満足です。
残念なのは、さすがにブースト計だけ見つめて居られず、ログデータも取得していなかったので
せっかく良いサンプルが取れる機会を逃しました。
しかし、コーナーも余裕だし、本当、「レガシィは速いなぁ」と関心しきりです。
いや、どうもロードスター乗りとしてはオーバースペックな気がしています。
あと、直線で追い越せても
「性能の違いが・・・」(byシャーアズナブル)だし・・・

で、実はSAIのスペックが解らなかった(笑)ので先ほどチェックしてみた所でした。
結構加速するなぁと思ったら150馬力のエンジンと143馬力のモーターだったんですね。
HS250hと同じシステムだそうで、まぁ速いわけだ。
エコカーと侮っていました。失礼!

ブーストアップ [自動車]

最近更新出来ていなかったのですが、
実際チューニングもあまり進んでいません。

今注目はブーストで、ウエストゲートのソレノイドの開閉比を変更することで加減しているようだと判りました。
で、とりあえず低回転ではほぼ閉、最大過給圧を0.1気圧増しにしてみました。

試しに走ってみます。
徐々にアクセルを踏み込んでの最大過給は設定通り0.1程度上がりました。
理論上+15馬力程度でしょうか・・・トルクで1.5kgの上乗せかな
うん。加速が良くなった・・・と思う、いや思いたい(笑)・・・そもそも全く無用な位加速はしているのですが
が、しかし・・・
当初はターボレスポンスが凄い事(あっという間に過給域)になりましたが
どうやら学習補正が大幅に効いてくる模様で、
ターゲットブーストの値をイジリつつ、ウエストゲートの開閉比も加減しなければならないようです。
学習補正値そのものを下げれば良いかもしれないのですが、
アクセルを急激に扱った時のオーバーシュートが凄いのでチョット現状では危ない感じです。
マイナス補正のみそのまま、プラス側には補正しない設定にしてみました。

しばらくデータ取りして適正値を目指す予定です。

しかし、いっそ低出力部分はウエストゲートを開放してNAにしちゃったらレスポンスは上がるのだろうか?
でも、それじゃタービンが風車になって吸気抵抗になっちゃうのだろうか?
じゃ、NAのEJで出ている150PS程度までは抵抗にならない程度タービンを回して、
それ以上が必要な時は一気にソレノイドを閉じるってセッティングが良いのかも??
などと悩んでいます。
ロードスターと比べてどうしてもレスポンスに劣るレガシィ(そりゃ当たり前なんですけどね)
所詮ターボ車にレスポンスを求めることが無理なのでしょうか・・・

ECUチューニングまでの困ったこと [自動車]

備忘録を兼ねて、困ったことをまとめます

OBDケーブルで失敗・・・書き換え出力のあるインタフェースが必要だった(OpenPort2)
インタフェースソフト・・・読み書きはEcuFlashをOpenECUフォーラムから入手する
ECUデータ定義ファイル・・・同じくOpenECUフォーラムからダウンロードが必要
書き込み・・・BP5では助手席足元の緑のコネクタを接続が必要
ロギング・・・BP5はK-lineで通信
データ編集・・・EcuFlashでも可能。RomRaiderが便利
OpenPort Stand-aloneロギング・・・LogCfg.txtの作成はLogCfg.exeが便利

おおよそ、以上の様な所でした
では、引き続きECUチューニングは実施します

OpenPortでロギング [自動車]

前回からOpenProtを使用したStand-aloneでの走行ログ取得にチャレンジしていましたが、
先週末ようやく上手くいきました。

失敗の原因は、前回に書いた通り、通信バスを誤って設定していました。

OpenECUフォーラムにあるlogcfg.exeでlogcfg.txtを作成するのがお手軽で良かったです。
logcfg.exeにはECUの型毎に定義ファイルが必要ですが、
RomRaiderと共通なので同じフォルダに置くとOKです。

logcfgを起動してログを取りたい項目にチェックし、
ログの取得条件(エンジン回転・水温・リアデフォッガースイッチ)を選択して
MakeLogCfg.txtをクリックするとLogCfg.txtファイルが同じフォルダに出力されます。
WS000002.JPG

これをOpenPort2に挿入したmicro-SDのrootフォルダにコピーするだけ
後は、OBDコネクタにOpenPort2を差しておけば勝手にログファイルが出来ています。
ファイルにはシリアル番号が付くので、上書きの心配も無く、いたって快適でした。

近所を走ってチョコチョコっと走って走行結果をエクセルで表にしてみると
ちゃんと記録されていました。
WS000001.JPG

ちょっとびっくりしたのは、全体の系列から大幅に外れたデータがあったこと
「何か壊れているのでは?」と思って、該当するデータ列を確認したところ、
エンジンブレーキを使用したところと判明。
うん!問題なくてよかった。
これから少し時間をかけて、データ収集と分析です。
タグ:OpenPort2
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

走行ログ [自動車]

ロムチューンの走行ログ編です

ECUチューンですが、フィーリングチューンの限界を感じつつ、走行ログの取得を目指します。

ROMRAIDERを利用してログの取得を試みてみたところ、見事失敗!!
何でだろう??と言う訳で、色々調べたところ、どうやらwin7非対応の模様
で、XP搭載パソコンにインストールして取得したところ、上手く行きました!!
とりあえず、PCを搭載した状態で走行ログの収集は可能となりました。
でも、PCを起動したまま走行ログを取得しているのも、
PCの置き場所を考えてもファミリーカーとして厳しいのが実態で、
OpenPortのスタンドアローンのロギングに挑戦することにしました。

logcfg.txtに取得するログの内容を記述し、
micro SDのrootに置けば可能であるそうなので、試して見ます。

・・・結果、見事玉砕

散々試行錯誤した結果、どうやらデータバスを誤っていた様です。
てっきりCANバスだと思っていた2004年式レガシィですが、
どうやらKバスが正当の様でした。
判明したのが月曜の早朝だったので、まだ試していません。

今週末に試して上手くいけば、ブログUPしたいと思います。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

試行錯誤 [自動車]

ロムチューン実践編ですが

手始めにタイミング、燃調です。
この辺り、ロードスターでも経験済みなので、当時の感覚で書いてみました。
基本メーカーのセッティングは濃い目のイメージだったのですが、
さすがに今時の車、ストイキ領域を結構大きめに取ってありました。
低回転でのトルク重視に空燃比12~13を目安にセットで様子を見ます。
点火時期は全体に約3~8度程度の進角。もう少し攻められると思います。
初めてなのは、可変バルタイの調整。こちらは全く手探り。
とりあえず、ロードスターのハイカム導入のイメージで進めてみます。

トータルで書き込んだイメージですが、
アクセル音での吸気音が変わったのと、アクセルの付きが良くなった事、
あと、同じ坂道を上るのに、同じ速度を維持するのにブースト圧が下がった事が変化でした。
ブーストに頼らずトルクが上がるのでダルさが解消され、運転は楽になりました。
しかし、これだけ電子制御が介入していると、やはりフィーリング頼みはチョッと無理かと
データ取りして、変化を数値化するのが急務です。
と言う訳で、走行ログ編へ続く・・・
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

Tactrix 通販 [自動車]

前回の続きです

ログの読み出しであれば問題なかったELM327ですが
結局ECUのデータの読み出しは出来ず、
ここまで来たら乗りかかった船というわけで、
TactrixよりOpenport2を購入することにしました。
Tactrix_Openport.jpg

どうもこのTactrix、カード情報流出のトラブルがあった様なので、
念のためにPayPalを利用することにしました。

まずは、PayPalのアカウント取得からです。
要求される項目を入力(日本語)していくと、すんなりアカウントの開設は完了でした。

で、Tactrixのサイトから通販の申し込みです。
Tactrixは通販を利用するにもユーザ登録が必要でした。
登録は、メールアドレスとパスワード、住所・電話の登録で簡単。
これを済ませ、Storeページへ
http://www.tactrix.com/index.php?option=com_virtuemart&page=shop.browse&category_id=6&Itemid=53
こちらも、国内の通販サイトとほぼ同様に、
連絡先やら、電話番号やらを入力していくと(英語)最後に支払い方法です
PayPalを選択すると、特にトラブルもなく申し込み完了となりました。
発送申し込みが完了すると、登録したメールアドレス宛にメールが届きます。

発送方法は、FedExとなりました。
暫くするとFedExより、トレースアドレスが送付されてきて、
これを見ると、どこに荷物があるか一目両全でした。
今シアトルだなぁとか、通関待ちとか、なんだか荷物と一緒に旅行している気分で、お楽しみ
約、1週間で無事到着しました

さ、ようやく実践編

OBD-II [自動車]

前々回のブログからの経緯です

OBDケーブルを購入後ドライバソフトをインストール
どんなもんなんだろう??

インストールされたドライバについて確認すると単なるシリアルバス変換の機能でした。
どうもこのケーブル「ELM327」って物だった様です。
ELM327-pinout.jpg
なんと、懐かしいRS232C!ですよぉ
パソコン通信時代を彷彿させますね。
コマンドもこれまた“ATコマンド”
うーん、自動車とパソコン通信をする時代になったんですね~
レートは4800bps(!)電話回線のモデム程度
ま、これでも十分なんでしょうきっと。

ってわけで、自動車とパソ通しにパソコンを持って車内へ
キーをON位置にして通信を確認すると、接続できていました。
バッテリー電圧など細かく表示されてます。

これは行けそう??
と言う訳で、ecuflashなるソフトでROMデータの引き抜きを試みたところ・・・
結論、ダメでした。

どうやら、ecuflashはopenport専用ソフトの様です。
うーん!!データのログだけだったらELM327で十分の様ですが、
書き換えはopenportが必要の様子
うーん、ここまできたら買うしかないのか??!!

続く

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。