BPレガシィATのタービンについて考察 [自動車]

ここまで、セッティングしてきて感じたのは、BPレガシィATのタービンが随分小型であることです。
カタログスペックで2000回転で最大トルクを出力しているということからも裏付けられます。
実際、ATのシフトプログラムとしても2000回転で全開では当然シフトダウンする様になっています。
つまり、AT車はエンジンの最大トルクを使用する加速は実用していない訳であって、
このタービンの選択は適正であるのか?と感じました。

ただし、小型タービンが故のレスポンスの良さはあります。
設計思想としては、ATとしてのレスポンスのダルさ+ターボラグを嫌った「扱いやすいエンジン」を
目指したと受け止めるのが好意的な考え方かなぁと思っています。

小型タービンが故、ブーストのセッティングでは、どうしても4000回転以上はターボの過給が追いつかず、
加給圧が下がって来てしまいます。
でも、個人的にはピークパワーを追求する訳でもないので良しとしたいと思います。
が、ターゲットブーストからのwaste gate の制御の意味は高回転になるほど意味が薄くなると思います。
極端に考えれば、加給が追いつかない以上、4000回転以上はwaste gate を開く意味は無く、
常にターボに排気を送ってOKかとも感じられます。
それとも、排気効率ダウンを防止する意味とか、サージング領域に突入させないというタービン保護の意味があるのでしょうか。
もしかすると、後者の意味は強いかもしれません。

低回転域では過給が過敏に反応する傾向も見られるのでwaste gate 制御の意味は次の考え方でしょう。
ターボとしての風量、燃料ポンプの能力、インジェクターの能力全てにおいて余裕があり、
ノッキングを起こさない限界まで加給を稼ぐのが理想的セッティングになると思われます。
つまり、限界を超えてノッキングによりエンジンを壊さないためにターゲットを定めて
waste gate を開く必要が発生します。

現時点では、3000~4000回転のECUログで2.2、ブースト計読みで2.3でもノッキングは起きない様ですので、
もう少し攻めてみようか?それとも、これ以上狙うといきなりブローしてしまうか?
ギャンブルな世界が広がりつつあると感じているところです。
ネットの情報では今のブースト以上でも壊れていないみたいですが・・・

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